アスペルガー症候群が原因で離婚

Posted by / 2012年1月8日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

配偶者がアスペルガー症候群の夫婦の場合、海外では、80%離婚しています。

まだまだ日本では、知られていないアスペルガー症候群、しかし結婚してみて初めて配偶者の理解できない行動で、悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1. アスペルガー症候群とは?

(1) アスペルガー症候群、まだまだ日本では、聞きなれない言葉です。
アスペルガー症候群とは、軽度自閉症のグループに入る障害の一つで、学習障害や知的障害などの発達障害と同じとされています。また、知的障害のない自閉症とも呼ばれています。先天性のDNAレベルの脳障害です。

『社会性』『言語発達・コミュニケーション』『行動』の3つの分野で障害を持つことが分かっています。『社会性』は、他人といる時にどのような態度をとるかを意味し、『言語発達・コミュニケーション』は、自分の思っていることをどの様に相手に伝えるか、相手の言葉を理解出来るかを意味します。また、『行動』は、こだわりを意味します。

この3つの発達に障害を持つ事を、アスペルガー症候群と言います。

(2) 日本で、アスペルガー症候群を国が障害と認めたのは今から数年前です。
アスペルガー症候群は、第2次世界大戦後に発表されました。アメリカなどでは、数多くの研究や専門の病院や施設などが作られています。残念ながら海外では、配偶者がアスペルガー症候群の場合の離婚率は80%を占めています。

しかし、日本においては国が障害と認めたのも今から数年前であり、また、アスペルガー症候群と認められたケースは少ないようです。

(3) 成人のアスペルガー症候群を検査で見出すことはむずかしい。
児童の場合は検査で見出すことが容易らしいですが、成人の場合はその人の履歴や環境、人間関係家系など多くの要素があるので、残念ながら見出すことは難しいようです。

アスペルガー症候群を理解したうえで、悩んだときは、弁護士に相談するのも一つです。

アスペルガー症候群の症状

参考までに、アスペルガー症候群を診断しよう!WEBサイトから[アスペルガー症候群の症状]を引用させていただきます。

  • 共感性の欠如(他人と分かり合えない・分かり合おうとしない)
  • 無邪気で穏当を欠く、一方的な人への接し方(思いやりの欠如)
  • 友人関係を作る能力の欠如、希薄さ(面と向かって欠点を指摘したりする)
  • 過度に細かく、繰り返しの多い話し方
  • 非言語コミュニケーションの乏しさ
  • 特定の関心事に強く凝り固まる
  • 動作の不器用さや組み立てのまずさ、姿勢のおかしさ
  • 周りの人とはどこか違うという違和感が付きまとう
  • 人と親交を持ちたいのに、他の人のようにうまく行かない
  • 他の人のように自然に振る舞うことができない
  • いじめられても、理由がわからない
  • 何故か話し相手が怒ってしまうことがある
  • 何か、他人に自慢したいほどに熱中している事柄がある
  • 他の人が興味を持たないことに興味を持っている
  • 会話をしていると、いつの間にか自分の好きな話題に会話の内容が移っている
  • 他の人が何とも感じていないようなことに、過敏に反応してしまう
  • 過去のことを異常に根に持ってしまい、思い出しては怒ったり泣いたりしてしまう
  • 他人に「今、何のことを話しているの?」などとよく聞かれる
  • 運動がとても苦手
  • とても不器用
  • 他人の顔を判別することができない・難しい
  • 独り言が多い(とよく言われる)
  • いつもと違うことがあると混乱してしまう
  • 「個性的」だとよく言われる

  

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