養育費算定表を活用しましょう

Posted by / 2012年4月5日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

養育費について

養育費とは、子供を養い育てるために必要な費用のことを言います。離婚した後でも、扶養義務は存続しますから、養育費の支払いは親の義務です。子供のために、養育費の取り決めをしておくことはとても重要です。

離婚協議で養育費算定表を活用する

協議離婚の場合は、当事者の話し合いによって養育費の取り決めをする必要があります。しかし、このときに何の目安もなければ養育費の取り決めをすることは困難でしょう。

そこで、養育費算定表を利用すればよいのです。養育費算定表は、平成15年に東京・大阪養育費等研究会によって提案されたもので、強制力はありませんが、全国の家庭裁判所で実務的に利用されています。養育費算定表では、二人の親の年収、この数と年齢で画一的に決めますので、法律の専門知識が無くても使うことができ、離婚協議において養育費の取り決めに役立ちます。

家庭裁判所における養育費の取り決め

離婚調停や離婚裁判など、家庭裁判所において養育費の取り決めをする場合には、いくつか方法が用いられてきました。

養育費算定表を使って養育費の算定をする養育費算定基準表方式は夫婦双方の収入と支出、生活費によって分担額を算定する実費方式、生活保護法に基づく保護基準を判断の尺度にした生活保護基準方式などがそれでした。

しかし、現在の家庭裁判所では、養育費算定表を用いて決める方法が主流となっています。


  

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