離婚協議書の必要性について
協議離婚をする際には、財産分与、慰謝料、養育費といった金銭面の取り決め、更に未成年の子供が居る夫婦については、親権者、面接交渉といった子供についての取り決めをしなければなりません。これらについては、離婚手続き前に夫婦でしっかり話しあっておく必要があります。これらの取り決めをきちんとせずに離婚してしまうと、離婚後に経済的に困難な状態におちいったり、子供に不幸な思いをさせたりしてしまうことになりかねません。
そして、夫婦で決めたことは離婚協議書として残しておく必要があります。離婚後、取り決めに反して養育費が払われない場合などにおいて、取り決めたことが離婚協議書として残っていなければ、相手が取り決めはなかったなどと言い張る可能性があります。また、裁判を起こす際には、離婚協議書を証拠として提出することができます。
離婚協議書の作成方法について
では、離婚協議書はどのように作成すればよいのでしょうか。離婚協議書のサンプルは、インターネットなどで簡単に見ることができます。確かにサンプルを参考に離婚協議書を作成することも有効ですが、ただサンプルを形式的に真似ただけの離婚協議書では危険です。離婚協議書に記載すべき事項は、夫婦によって様々であるからです。離婚協議書の作成については、弁護士などの専門家に相談するのもよいでしょう。