離婚慰謝料の相場について

Posted by / 2012年2月1日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

夫婦の一方が有責行為(浮気や暴力など)を行い、それによりやむを得ず離婚することになった場合、これによって被る精神的苦痛についての慰謝料請求が認められています。

離婚慰謝料については、もちろん支払う側が認めれば500万円でも1000万円でも認められるでしょうが、まとまらずに裁判になった場合には、慰謝料額が裁判所で算定されることになります。

慰謝料の金額については①有責性が高いほど高い、②婚姻期間が長く、年齢が高いほど高い等の傾向はあるものの、離婚慰謝料の相場はあるようです。

1. 離婚慰謝料の相場(不貞による離婚)

夫婦はお互いに対して「貞操権」を持っています。ですから、他の人と肉体関係を持つと、相手の貞操権を侵害したことになりますから、不貞による離婚慰謝料の相場は大体200万円~300万円程度のようです。

2. 離婚慰謝料の相場(暴行による離婚)

暴行による離婚慰謝料の相場は大体100万円程度です。妻の顔を殴りつけて障害を負わせたり、妊娠中の妻を蹴落としたりして重大な結果になる恐れがあるような危険な場合や実際に重い障害になった場合でも離婚慰謝料の相場は200万円程度に留まっているのが実情のようです。

3. 離婚慰謝料の相場(悪意の遺棄による離婚)

悪意の遺棄は、不貞や暴力など他の類型と抱き合わせで認定されている事案がおおく、離婚慰謝料の相場は100万円~200万円程度のようです。ただし、財産分与の金額によってフォローされているようです。

慰謝料の相場はケースバイケースですので、離婚をお考えで慰謝料についてお悩みの場合は、平間法律事務所までお問い合わせ下さい。


  

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