離婚のときに準備すること

Posted by / 2011年12月30日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

「離婚したいばかりに、何も知らないまま急いで離婚してしまったが、もっと離婚準備をしてから離婚の手続きをすればよかった」、という声をよく聞きます。

離婚準備が必要ということに驚く方が多いかもしれませんが、実は結婚よりも準備が大切なのは離婚の方かもしれません。嫌いになった相手と一刻も早く離婚したいというお気持ちはわかりますが、それをこらえてじっくり離婚準備をすることが、後悔せずに新しいスタートを切るために不可欠です。

離婚に際して、決めなければいけないことがたくさんあります。順を追ってご説明致します。

①財産分与
婚姻期間中に貯まった預貯金や夫妻を半分ずつにします。もし、相手が管理している場合は、要注意です。少なくとも口座の銀行・支店名、口座番号などは控えておくべきでしょう。詳しくは、弁護士にご相談ください。

②慰謝料
原則は離婚の原因を作った方が支払うことになります。慰謝料が発生するか、またその額については、個々のケースで異なりますので弁護士にご相談下さい。

お子様がいらっしゃる場合

①親権
争った場合は、調停や裁判で決めることになります。自分が引き取った場合、どう育てるかのプランを立てること、子供の世話をしているという実績を作っておくことが重要です。

②養育費
双方の収入とお子様の人数・年齢から算定するのが原則です。相手方の収入の分かるもの(源泉徴収票や課税証明書)を5年分くらい取っておくべきでしょう。

③面接交渉
離婚してお子様と一緒に暮らしていない方の親がお子様に会う権利です。もし、親権者(監護者)が拒否したり等、争った場合は裁判所に調停を申立てることができます。裁判所で決定する場合、一般的には一か月に一度、2時間くらいです。

離婚するにあたって、意外と決めることが多いことをわかって頂けたと思います。離婚の際の条件について、お互いに譲らず平行線を辿ることがほとんどです。

平間法律事務所にご相談頂ければ、法律的な観点から離婚準備に必要なことをアドバイス差し上げますので、是非一度ご連絡ください。


  

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