離婚裁判費用について

Posted by / 2012年3月27日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

協議、調停、審判を経ても離婚が成立しない場合は、裁判所に離婚裁判の申立をします。離婚裁判には、配偶者による不貞行為、悪意の遺棄などといった5つの法定離婚原因が必要になります。

では、離婚裁判にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。

訴訟費用

訴訟費用とは、訴訟提起のための印紙代と郵便切手のことであり、具体的な額は請求内容によって異なります。

印紙代は、提訴するために8200円、慰謝料請求する場合は慰謝料の額に応じて8600円~57600円、養育費や財産分与を請求する場合は900円が加算されます。郵便切手代は裁判所ごとに異なります。

弁護士費用

離婚裁判は調停と異なり、法律の専門知識が必要不可欠であるので、素人には困難と言えるでしょう。早い段階から弁護士に依頼するほうが、裁判を有利に進めることができます。離婚裁判においては、原告のほとんどが、被告も半数以上が弁護士に依頼しています。

弁護士費用は弁護士ごとに異なりますが、目安としては、着手金、報酬金がそれぞれ30万円~60万円になります。

離婚裁判の費用については、法律扶助制度を利用することもできます。依頼者の資力、事件の内容などに関する条件を満たせば、財団法人法律扶助協会によって弁護士費用を立て替えてもらうことができます。


  

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