離婚に関する法律を知ろう!

Posted by / 2012年2月2日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

離婚することを想定して結婚するという人はほとんどいません。だからこそ、離婚する際に法律が分からず、相手の言うままになってしまうことや、自分に不利な約束をしてしまうことが少なくありません。

売り言葉に買い言葉で離婚に合意して、後で後悔しても遅いということになります。どう行動するかはそれぞれの選択ですが決断は法律を知っている上で慎重になされるべきです。

ここでは離婚における法律を知らなかったが故のありがちな失敗をご紹介させていただきます。

1. 出来心の浮気のつもりが・・・

「男だったら浮気くらいするだろう」という男性の意見をよく耳にしますが、本当に浮気をしてしまったら、不貞行為ということで離婚事由となります。当然妻は夫の不貞行為があったことを証明しなくてはなりませんが、不貞行為があったことが証明できれば、いくら謝っても法律的には離婚されかねないということなのです。

そればかりではなく、不貞行為による慰謝料を請求されうるということです。なお裁判での相場は300万円程度ですが、離婚されて慰謝料取られて、さらに子供にも会えなくなったときに後悔しても後の祭りです。

2. 結婚相手の連れ子との養子縁組んだものの・・・

連れ子がいる相手と結婚した場合、それだけでは連れ子とは法律的には親子関係にはなりません。ですから、連れ子と本当の親子になりたいのであれば、養子にするという方法が考えられます。養子になれば扶養義務もあり,相続権もありますから、法律上は実子同様です。

しかし連れ子と養子縁組したものの、結婚生活がうまくいかなくて離婚することになった場合は果たして養子縁組は解消できるのでしょうか?

養子縁組の場合は、離婚の手続きとは別に離縁の手続が必要になります。離縁には、協議離縁と裁判離縁があります。協議離縁の場合、子が15歳以上であれば養父と子で話し合い、15歳未満であれば養父と離縁後法定代理人になる人が話し合い決めます。

この場合、離婚手続は簡単には進みません。養子は離婚しても離縁しなければ養育費がもらえ、また成人している場合でも養親からの相続が期待できるからです。だから連れ子と養子縁組するときは情に流されず、慎重にしなければなりません。


  

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