養育費の算定について

Posted by / 2012年1月2日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

1. 養育費とは?

養育費とは子どもを育てていくために必要な費用のことです。具体的には、食費、被服費、教育費、医療費、保険料、娯楽費などを含めた費用です。

離婚した場合は、子どもを引き取らない側が、実際に子どもを引き取り養育する側へ支払うことになります。

2. 何歳まで支払うのか?

各家庭の事情によって変わってきます。

養育費というのは、基本的には、父、母と同レベルの生活を受けるための権利です。したがって、父も母も大学卒であれば、おそらく子どもも大学へ行くでしょう。そうなると養育費も大学を卒業するまで支払われます。

また、20歳を過ぎれば世間的には、成人扱いになるため、たとえ大学生であっても養育費も20歳までしか支払わないという考えもあります。実際には、大学卒業まで、20歳まで、高校卒業までというケースが多いようです。

3. 養育費の決め方

両親の話し合いで養育費を決めるのが原則です。話し合いで決められない場合、家庭裁判所に調停を申し立てれば、夫婦の収入、子どもの数、これから子どもにかかると予想される金額を考慮し妥当な養育費の金額を算出してくれます。

調停で決まらない場合には、審判で決めてもらうことができます。

4. 養育費の算定方法

以前は、夫婦の収入、子どもの数、これから子どもにかかると予想される金額を考慮し、妥当な養育費を具体的事案に合わせて算出していましたが、最近は東京・大阪養育費等研究会が発表した養育費・婚姻費用の算出方式に基づく算定表が使われることも多くなりました。

このように、養育費、その算定方法は様々ですので、お困りの際は弁護士にお問い合わせください。


  

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