w不倫の慰謝料について

Posted by / 2012年2月2日 / Categories: 離婚ガイド / 0 Comments

1. ダブル不倫(w不倫)とは?

一般に、互いに配偶者がいる者同士が不倫関係に至ることをダブル不倫(w不倫)というようです。

法律上、離婚事由となる不倫とは肉体関係を持つことで、「不貞行為」といいます。結婚すると、夫婦は互いに貞操義務を持つことになるからです。不倫すると配偶者の貞操義務違反になりますから、その精神的苦痛に対する慰謝料を請求することができます。

ダブル不倫(w不倫)となると、お互いに互いの配偶者から慰謝料を請求される恐れがあります。

2. 夫がダブル不倫(w不倫)をしていたということで、相手の女性の夫である男性から慰謝料を請求されたとします。この場合に、どのような対応が考えられますか?

まず、夫と相手の女性がw不倫の関係にあったことの証明を相手の女性の夫ができるかが問題になります。裁判所は不貞の証拠が十分でないとなかなか認めませんし、逆に不貞の証拠が十分にあれば、夫に対する慰謝料の請求を認めることになるでしょう。

そして、次にあなたが夫と離婚をするか否かです。これは勿論不貞行為をした夫を許せるかということもあるでしょうし、子供のこともあるでしょう。

あなたが離婚するかどうかは、夫やw不倫の相手の女性に慰謝料を請求する際の慰謝料額の算定にも関わってくることになります。慰謝料の算定には、婚姻年数や年齢などが考慮されます。w不倫の場合では、1つの不倫で2つの事件になることがあります。しかし、それぞれ算定される慰謝料額が同じになるとは限らないのです。

3. w不倫した場合、またw不倫された場合

w不倫は不倫した当事者も不倫されたそれぞれの配偶者も感情的になってしまいがちですし、お互いの事情もあるでしょう。

当事者同士にとって1番よい解決をするためにも、早期に弁護士に相談されることをお勧めします。


  

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